仕入れ原価2%

おはようございます。今日は、仕入れ原価2%のお話を。
この2%の正体は、日焼けを綺麗に焼くジェルのことです。1個の原価40円、粗利益が1960円のビジネス。それが日焼けサロンでした。私がこのビジネスを知ったのは、ビデオ販売店に置いて置いたツーショットカードの自販機業者がきっかけでした。夏の暑い日に商品を納品しにやってきた、全身真っ黒、まるで土人のように黒い若いお兄さんが、何と赤のオープンカーのポルシェでやってきたのです。仕事が終わったからジュースを出してお店に入ってもらい根掘り葉掘り聞きました。

すると彼は、本業が美容室と日焼けサロンをやっていて、そこの専務取締役だといってました。私もビデオ販売は儲かる仕事だと自負していたので、「ビデオ販売店を経営しませんか?」と、軽くジャブを打ったら前方が、「月にいくら位の売り上げがあり利益はどの位はありますか?」と、質問してきました。話に食い付いたと思い、お店のPLや通帳を見せたら、「これしか儲からないのですか!?」と、軽く鼻で笑われて、その衝撃が私の頭の中に深く刻まれました。

その場は何とか冷静を装ったものの、先方からいただいた名刺をたよりに、半年後、私の悪い癖、興味が湧き先方に連絡しました。「是非店舗を拝見したい。」と、言ったら心良く承諾してくれたので都内の日焼けサロンの見学をしました。まだ12月で寒い時期に日焼けをみたらマシーンが3台フル稼働していて、「日焼けサロンは冬の時期に赤字にならなければいいビジネスです。」と、言われてマシーン3台でいくらか聞いて、約600万円の前払いと加盟金100万円がかかると説明されましたが、即決でOKをだしました。

それからオープンまで半年待ちました。その後、マシーンがドイツから船便で輸送されて横浜の大黒ふ頭でマシーンを取りにいきました。その間は、その業者に金を騙されているのか不安な日々が続きましたが、無事にマシーンの搬入も終わりオープンにこぎつけました。

店舗の内装は自分達でやり、床張りやら店舗のパーティションは、全てベニアとたるきとボンドと釘とアンカーを使いました。待合室の椅子や受付カウンターまで、全て手作業で文字通り一から作りあげました。

オープンは5月のゴールデンウイークでした。対した宣伝もせず、1階の看板の「1R390円」が目だち、多くのコギャルがグループで訪れました。何より町田にある競合店のリサーチしており、うちのお店は、その半額で同等かかそれ以上焼けるマシーンであったため、口コミで多くのお客様が来られました。3台の内の1台は電気屋の配線ミスで、一番売りのマシーンが可動出来なくても、来客数は1日30人以上でした。オープンは入会金1000円で30分でも3500円位はかかりましたが、2回目3回目にはサービスチケットを出していたこと、30分素焼きだと1000円、ジェル1袋300円シャワー300円とお客様のお財布に易しい料金設定のおかげで、とても繁盛しました。さらに、お友達を一人紹介して一緒に来店されると、紹介者に30分ダダ焼きのチケットをプレゼントしたことがきっかけで、若いコギャルや高校生の話題になり初年度で投資額1000万円は、全額回収しました。

明日は日焼けサロン脅威の数字と、マシーンのメーカーと日本代理店のお話をします。のちにこの日焼けサロンが、わたしのパンドラの箱をあけることなど等の本人はつゆ知らず。この後数年後に地獄が待っていることは全く予想外でした。

それでは、また明日。

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